〜Nori Venugopal : 旅と笛の人生〜

1952年東京生まれ。


高校2年生の夏休み、バイトで貯めたお金で、はじめての海外一人旅をする。それはアメリカ占領時の沖縄、1ドル360円の時代だった。

この経験で『僕はひとりで旅ができる』と確信、 高校を卒業してすぐ船でナホトカに渡り、シベリア鉄道でヨーロッパへ。

以後、ヨーロッパなどの旅先で時々働いては、旅の人生が続く。

これまでに訪ねた国々は、ヨーロッパ諸国、中近東やアフリカ、東南アジア、カナダや中南米。


初めてのインドは、1972年。

初めて笛に出会ったのは、70年代の南米の旅。

ボリビアではケーナやサンポーニャなどを手にする。


ドイツに暮らした80年代前半、 はじめて日本の古典文化の素晴らしさを発見 。

尺八を手にし、 日本を訪れては、西村虚空などのマスターを訪ね歩く。

この頃、日本で掘り集めた竹での尺八製作が、のりの 笛作りの原点となる。

また、小浜の仏国寺の摂心に参加するなど、禅文化にも目覚める。



ドイツでは、ミヒャエル・フェッターにオーヴァートーン・チャンティング(倍音唱法)を師事。

レインボー・ギャザリングなどでワークショップをしたり、舞踏ダンサーとコラボレーションなど、ドイツの内外でパーフォーミング・アートを行う。


1980年代中頃から、インド滞在が生活の中心となる。

北インド楽器の、竹の笛バーンスリー、音背景の弦楽器タンプーラ、擦弦楽器サーランギー、リード楽器シャナイー、太鼓ダフリー、そしてチベットのシンギング・ボール等、様々な楽器に触れ親しみ研究する。


擦弦楽器サーランギーには特に魅かれ、何台もの古いボディを修理再生。

以前から製作していた尺八やケーナとともに、90年代より、バーンスリーの制作も、試行錯誤で取り組み始める。


2004年より、バーンスリーの販売を開始。



2007年、生活の中心を北インドのヴァーラーナシーから南インドの

ティルヴァンナーマライに移す。


2013年3月より日本にシフト。ただいまグラウンディング中。



 
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