皆さん、こんにちは
両親から授かった「真理」の子と言う名前。
この名前の波動を受けたのか、幼い頃から「絶対的真理とは究極的な自由の境地に違いない、それはどういうことだろう?」などと考えたりして、今から思えば変な子供だっただろうと思います。
どうやらそのおかげで、長じてインドを旅することに。まずははじめにベナレスへ来たなり「答えはインドにあり」と直感するとともに、自身の命の躍動を実感しました。懐かしい初めてのインド、1986年、晩秋。
まずは北インドの古典音楽に惹かれていきました。この、即興の音楽が目指す究極のところに、きっと「自由自在の境地」がある。何せ「究極」が好きなものですから、それを追求していくと、器楽よりは声楽、楽器はタンプーラ、音楽の様式は古楽「ドゥルパド」、と言う風に決まっていきました。ドゥルパド声楽を、グル・ジのDr. リトゥウィック・サンニャルに師事して、はや17年です。
やがて、ドゥルパド声楽のエネルギーに導かれるようにして、だんだんヴェーダーンタ哲学と瞑想にも惹かれ.....、自分に合った教えはなんだろう、スピリチュアル・グルに出会いたい.....、と思うようになりました。
彼方此方のアシュラム、 いろいろな書物、聖地巡り。そして直感的にこれだ!と思ったのが、バガワーン・シュリー・ラマナ・マハルシの「ニャーナ(智慧)の道」、気がついたらパートナーののりさんとともに、ラマナ・アシュラムと、シュリー・ラマナが敬愛した「聖なる篝火の山アルナーチャラ」のある南インドの田舎町に住むようになっていました。
「Who am I?」を自己に問うラマナの「セルフ・インクワイアリー」の道が、ドゥルパドの道と符合すると言うことがわかったのは、昨年のことです。ドゥルパドのグルのグルである、ウスタド・ジア・ファリドウッディーン・ダーガルを、彼のグルクールに訪ねたとき。「If you want to know your own voice, you have to know ‘who really you are’ !」
ウスタド・ジの一言が、私の胸の奥深くに届き、こだました.....。
現在私が名乗っているShree と言うサンスクリット名は、2007年2月にムージからいただきました。
「絶対真理とは究極の自由だ」と断言してくれたムージは、ジャマイカ出身のブリクストン(ロンドン)の賢者です。
Shree とは、シュリー・ラマナのように、名前の前に付ける名前以前の言葉。私は、名前以前の存在。名前も付けることのできない大いなる「それ」であることを、始終おぼえているようにと。
すべてのグルに感謝と祈りを捧げます。
グルである、すべての命に感謝と祈りを捧げます。
ॐ नादब्रह्म रे
2nd July 2009, at the feet of Shree Arunacala
Shree 拝